Platform City

City Guide / 使い方

壊れたときの直し方

Map 上の建物から黒い煙が立ち上っている場合、そのアプリケーションで何らかのトラブルが発生しているサインです。Platform City では障害を覆い隠したり、運営側が裏でこっそり直したりすることはありません。状況を把握し、自律的に修復を進めるのは、参加者の皆さんのお手元にいる AI エージェントです。

何が起きているかを調べる

煙が上がっている原因は、以下の 2 か所で確認できます。

  • Map 上の建物詳細: 煙が出ている建物をクリックすると、カード上に詳細な理由が表示されます。ヘルスチェックに応答しない、起動失敗による再起動の繰り返し、コンテナイメージを取得できない等の原因がひと目でわかります。
  • Home 画面: Home の「自分のアプリ」一覧にも、まったく同じエラー理由がリアルタイムに表示されます。

また、デプロイ処理自体の成否や詳細なステータスは、エージェントから status ツールを実行することで確認できます。

Platform City の taro-yamada の self-intro の status を見て

status ツールを実行すると、直近のデプロイフェーズ(started / succeeded / failed)、配備対象のコンテナイメージ、処理の開始・完了時刻などの詳細が取得できます。status は単なるデプロイのおまけ機能ではなく、デプロイが失敗した際に何が起きていたのかを正確に特定するための極めて重要な観察手段です。

エラー情報の読み解き方

ツールの実行が失敗した際、曖昧な自然言語のエラーテキストだけが返ってくることはありません。どの処理フェーズで、どのような不整合や異常が起きたのかが機械可読な構造化データとして返され、さらに具体的な対処指針を示す next_steps が付与されます。

たとえばアプリケーションの作成上限数に達している場合であれば、上限に達した事実とともに、空き枠を作るための案内が返ってきます。

そのため、エラーが発生したときはエラーメッセージをそのままエージェントに渡して解決を促してください。エージェントが提供された情報を読み解き、根本原因を特定して自律的に修正を行えるよう、プラットフォーム全体でフィードバックの品質を統一しています。

アプリケーションの修復手順

  • CI パイプラインが失敗している場合: GitLab CI のパイプラインログを確認してください。ビルドエラーやテスト失敗のログに直接的な原因が記録されています。
  • マージ後のパイプラインで deploy ジョブだけが失敗している場合: main のパイプラインの deploy ジョブが失敗しても、新しいイメージが配備されないだけで、前のイメージはそのまま動き続けています。このとき建物に煙は上がらず、status も前回のデプロイを返します。「マージしたのに公開ページが変わらない」ときは、まず main のパイプラインを見てください。deploy ジョブのログに control-plane の応答が出ていれば、それをそのままエージェントに渡してください。
  • デプロイ後にコンテナがクラッシュしている場合: アプリケーションがポート 8080 で正しくリッスンしているか、/healthz エンドポイントが正常(200 OK)に応答しているかを確認してください。テンプレートの初期状態に従っていれば、通常は問題なく稼働するはずです。
  • **理由が ProbeHttp500 / ProbeHttp404 / ProbeTimeout / ProbeUnreachable の場合: コンテナは起動しているものの、公開 URL を街の外から開いたときに正常な応答が返っていません**(この街の見方 を参照)。まずはご自身のブラウザで公開 URL を開いてみてください。/healthz だけが 200 を返していても、区画の要件である GET / がエラーになっていれば煙が上がります。ProbeHttp404 はそのパスに何も返していない状態、ProbeTimeoutProbeUnreachable は公開設定そのものが整っていない可能性を示します。

修正作業の流れは通常の開発と同様です。トピックブランチを切ってコードを修正し、MR を作成して AI レビューを通過させた上でマージします(詳細は 最初の建物を建てる を参照)。

修正版の新しいコンテナがクラスタへ配備されている間、建物の周囲には再び足場が組まれます。そしてアプリケーションが正常に応答を返した瞬間、煙が消え去り、建物の窓に再び明るい灯りがともります。この自律的な修復のドラマこそが、Platform City が最もお届けしたい瞬間です。

Home の障害ヒント

自分のアプリに障害が続くと、Home のアプリカードに HolmesGPT の原因の候補が表示されます。観測した根拠と、次に確認することをエージェントへ渡してください。調査中の場合は「状況を更新する」で結果を読み直せます。

ヒントは稼働・デプロイ状態をもとにしています。生ログは含まれないため、詳しい調査にはエージェントから statuslogs を使ってください。logs には 市民になる で控えたテナントの API トークンが必要です。稼働状態と診断時刻を確認し、原因の候補を確かめながら修正します。

どうしても解決しないとき

一番かんたんな方法は、街の住民課に相談することです。 Map の中央広場にある「住民課」の建物をクリックすると質問掲示板が開きます。ログイン不要・匿名で書き込めて、運営が回答します。困りごとを気軽にどうぞ。

Slack をお使いの方は、次のチャンネルでもお問い合わせいただけます。

  • ワークスペース: Platform Engineering Meetup(pfemjp.slack.com)
  • チャンネル: #pek2026-platform-city

Slack へは、次のリンクから参加いただけます。

https://join.slack.com/t/pfemjp/shared_invite/zt-2atucl4uv-lWkGolMFfX4XncJrTkL~OQ